東武スカイツリーライン「牛田」駅は、京成線「関谷」駅と目と鼻の先にあり、同じ建物では無いものの、傘をささずに走れる距離というイメージでしょうか。そんな「牛田」駅と「関屋」駅のちょうど間にあり、いつもお客さんで賑わっているのが、「立ち喰いそば 雑賀屋 本店」です。

近くに駅が2つあるということもあり、乗り換えついでに食事を済ませる方や、散歩がてらにふらっと立ち寄る方など、たくさんの方々が行き交うお店です。立ち喰いそば屋ということもあり、お客さんの回転が早く、満席だったとしても、少し待てばすぐに入れます。

そして、このお店、ただの立ち喰いそば屋ではなく、「日本一メニューが多い立ち喰いそば屋」としても有名で、券売機を見ると目がチカチカするようなメニューの数に圧倒されます。

初訪問だったため、何を食べようか迷っていたところ、店内に「2021年ベスト10」なるランキング表を発見！ メニューの横にはしっかりと券売機番号も書かれてあり、ビギナーにも優しいお店の気遣いが感じられます。

やはりここは、1位の「特製鶏天太麺そば」を注文。食券をカウンターに出して、外の席で待ちます。

私よりも後に注文した方々が早々と食べ始める中、待てど暮らせどなかなか出てこないので、店員さんに聞いてみたところ、他のお客さんが間違えて受け取って食べ始めてしまっていたことが判明。

このような事がよくあるのか、丁重に謝罪され、超速スピードで作って、店員さんが席まで運んできてくれました。対応の速さに感動する中、間違えて食べてしまったお客さんも「ほんとすみません〜」と何度も言われ、食べる前から下町の人情を実感しました。

そんなこんなで、やっとご対面した「特製鶏天太麺そば」の見た目の迫力にも驚きです！

どんぶりは、大きな鶏天で埋め尽くされ、中のそばが見えません。鶏天は、大きめのもも肉が使われており、シンプルな味付けにサクサク衣で、中はジューシーです。大きく口を開けてがぶっと喰らいつきましたが、サクサク衣がだんだんとそばつゆに浸されていく味変も楽しめます。

中のおそばは独特な平たい太麺で、食べ応えもあり食感を楽しむことができました。

今回食べた「特製鶏天太麺そば」は、このボリュームでなんと620円でした！ 

味もコスパもよく、下町の人情が感じられる「立ち喰いそば 雑賀屋 本店」。気になった方は、ぜひ行ってみてくださいね。

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